ギャラリーに「つれてこられただけなのに ~外来生物の言い分をきく~(2020)」を連載中です。
ハクビシン
☞ギャラリー[他の動物]>[★つれてこられた・・・]に展示。簡易説明付き。
クビキリギス (首切螽蟖)褐色型
咬む力が強く、首がちぎれたって離さない。路地に建つ集合住宅の塀に枯葉色の異物あり。タイルの目地にいたのを、私が接触してしまったのか、脚の置き場がちょっと乱れています(写真)。二日後に再訪すると後脚が行儀よく溝に収まっていました。指で5-6回、強く押したらモソーと動きました。ここは昼近くには日が差し込みます。お尻の交尾器は羽に隠れて見えないけれど、背中に発音鏡が認められるのでオスですね。冬を越して来春には“ジーン”と大きく電気的な音が鳴り響くことでしょう。ちなみに体色には緑色型と褐色型とがあって、ときに赤色個体が現れるが、褐色型のメスは、赤色個体よりも珍しいのだそうです。そこで暇つぶしに標本箱を調べてみると、1体だけ褐色メスがありました。27年前の4月朝、雨宿りに来たメスでした。(12月上旬 東京都練馬区)
クマバチの巣とか
今秋はドングリ不作とはいえ、山のクマが人の生活圏に強く入って深刻な被害をもたらしています。麓ばかりか、まさかの市街地まで。「共生」は簡単ではないですね。
1:こちらはクマバチ(キムネクマバチ)です。
とても温厚なハチで、「人を襲うことは決してない。手でつかみでもしない限り刺すこともない」と文献にもあります。が最近、死んでる?クマバチを拾い上げて思いっきり刺されてしまった知人あり。一応ご用心ですね。
生家の工場の軒裏では、垂木(たるき)にあいた穴によくクマバチが出入りしていました。こどもの私は節穴を利用しているのだと眺めていました。
① 今年の5月初旬、メスのクマバチが門前の枯れツバキの幹にとりつき、円形の穴を掘り始めました。パキッ パチッと大あごで削られたかんなくずが紙吹雪よろしく散ってゆきます。そうか! “carpenter bees(大工蜂)”って言うんだっけ。(東京都西東京市宅、以下同)
② 巣の図解(1999年、「昆虫の巣」のクマバチ部分)。仕切られた部屋ごとに、餌の花粉団子と卵~蛹まで各ステージの子らが発育中。
③ 掘り始めたトンネルはイラストと違って上行!それが6月中旬には下行へ増築。巣口では門番が監視中。この顔がメスとはわかるものの、母娘のいずれかは不明(画像は8月のものを使用)。
④ 7月、寄生性のコウヤツリアブがまとわり飛ぶ。門番やトンネル内を行き来するクマバチの隙をついて、一瞬の産卵ポーズも。この日も35.7℃。
9月下旬、下行トンネルの奥に横行穴を確認。一年前の11月18日、巣近くの地表でメスが衰弱していた。今がその時期。子たちの巣内越冬の無事を祈りたい。
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2:ハギといえば羽色のレモンイエローが目にもまぶしいキタキチョウをはぐくむ木。
でも、今年剪定せず咲き乱れた花葉に紛れて、ウラナミシジミたちもせっせと産卵して回っていました。綺麗な着物を召して。
(10月上旬、東京都西東京市宅)
KANKANDERI な 梅雨明け
セグロアシナガバチ
♣6月10日、関東梅雨入り。
画像① 6月中旬、資材置場に巣を創設中の女王。発見時から3日経ち、さらに育房数がふえていました。
開放的な場所のため、日照りや風雨が心配です。
画像② 7月上旬、巣は少し大きくなり、羽化した娘たちも飛び交って、忙しそうです。
初め体色が薄くきゃしゃだったけど、いまは女王と見分けが難しくなってきました。
女王(矢印)も娘たちから肉団子を受け取り、幼虫に与えているようです。
連日35℃内外、冷却用の水滴が育房ごとに塗り付けられていますね。
大家さんは “あのコたちも、何もしなけりゃ何もしないから”と見守っていたようですが、
この日は巣の拡大を前に “できればヤリたくないんだけどなー” と悩んでおられました。(埼玉県新座市)
♣7月18日、関東梅雨明け。
春先寸観
1:ナミアゲハ
霧が晴れた陽光のもと、ニワトリの糞から一心に吸汁するオス。
(4月中旬、東京都練馬区)
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2:カラムシ
大型連休が明けて、すがすがしい風がわたる土手。
密生するカラムシ(虫でなく、イラクサ科の植物)のそこここに、ちまき形のハンモックが垂れています(①)。
この巣の内部ではアカタテハの幼虫(3cm強)が独居中です(②)。
同じくカラムシの葉で育つフクラスズメ(鳥でなく、ヤガ科のガ)の幼虫(4cm、逆さ)も常連(③)。
(5月上旬、埼玉県飯能市、以下同)
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3:シオカラトンボ
池のほとりで飛んだり休んだりのペア。
右のオスはライバルのオスやクロスジギンヤンマが接近するたびにスクランブルをかけ、縄張り外へ追い出していました。
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4:ウグイス
頭上で鳴いてるのに、いくら目を凝らしても見つからない・・・ですよね。
「でもこの画角内にいるのは確か」とカメラを回していると、いた!
暗い茂みの中を小刻みに移りながらさえずっている! 「これじゃぁ見つからないわけだ」。
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5:寸感
低山といえ山頂までも枯木伐採が進んでいました。
展望を楽しみながらお昼をとる背後で、立役者の樹木たちがバキバキと音を立てて崩れてゆく、崩れてゆく。
ナラ枯れの犯人カシナガ(カシノナガキクイムシ)。
工事者談「ナラだけでなく、マツ、サクラもなんですよー」と。
よく聞いておけばよかった、犯人はマツノマダラカミキリ、クビアカツヤカミキリとか?・・・
3種とも見たことないけど、欲しい資料です。















