春先寸観
1:ナミアゲハ
霧が晴れた陽光のもと、ニワトリ(チャボ)の糞から一心に吸汁するオス。
(4月中旬、東京都練馬区)
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2:カラムシ
大型連休が明けて、すがすがしい風がわたる土手。
密生するカラムシ(虫でなく、イラクサ科の植物)のそこここに、ちまき形のハンモックが垂れています(①)。
この巣の内部ではアカタテハの幼虫(3cm強)が独居中です(②)。
同じくカラムシの葉で育つフクラスズメ(鳥でなく、ヤガ科のガ)の幼虫(4cm、逆さ)も常連(③)。
(5月上旬、埼玉県飯能市、以下同)
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3:シオカラトンボ
池のほとりで飛んだり休んだりのペア。
右のオスはライバルのオスやクロスジギンヤンマが接近するたびにスクランブルをかけ、縄張り外へ追い出します。
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4:ウグイス
頭上で鳴いてるのに、いくら目を凝らしても見つからない・・・ですよね。
「でもこの画角内にいるのは確か」とカメラを回していると、いた!
暗い茂みの中を細かく飛び移りながらさえずっています。これじゃぁ見つからないわけだ。
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5:寸感
低山といえ山頂までも枯木伐採が進んでいました。
展望を楽しみながらお昼をとっている背後で、立役者たちがバキバキと音を立てて崩れてゆく、崩れてゆく。
ナラ枯れの犯人カシナガ(カシノナガキクイムシ)。
工事者談「ナラだけでなく、マツ、サクラもなんですよー」と。
よく聞いておけばよかった、犯人はマツノマダラカミキリ、クビアカツヤカミキリとか?・・・
3種とも見たことないけど、欲しい資料です。