エニシダとハチ

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エニシダとハチ (1978 幅26cm ) 

エニシダ (Cytisus scoparius/broom) ニッポンヒゲナガハナバチ (Tetraloniella nipponensis)

エニシダ(マメ科、欧州原産)の花に、春にのみ出現するニッポンヒゲナガハナバチ(ミツバチ大)がとまりましたよ。

花の奥にもぐろうと懸命に足を踏ん張ります。すると・・・・

おなかの下の花びらが口を開き、中からおしべとめしべが飛び出して、

パシッ!とハチの背中をたたきました。

まるで黒板消し!つまようじなどでマネしてみませんか?

この花は蜜を出しませんが、これで花粉の受け渡しが成立です。

ハチにとっても、若干、日当給与に不満ながら、

地下巣の将来の幼虫への大切な栄養源となるのです。