クマバチの巣とか

今秋はドングリ不作とはいえ、山のクマが人の生活圏に強く入って深刻な被害をもたらしています。麓ばかりか、まさかの市街地まで。「共生」は簡単ではないですね。

1:こちらはクマバチ(キムネクマバチ)です。

とても温厚なハチで、「人を襲うことは決してない。手でつかみでもしない限り刺すこともない」と文献にもあります。が最近、死んでる?クマバチを拾い上げて思いっきり刺されてしまった知人あり。一応ご用心ですね。

生家の工場の軒裏では、垂木(たるき)にあいた穴によくクマバチが出入りしていました。こどもの私は節穴を利用しているのだと眺めていました。

① 今年の5月初旬、メスのクマバチが門前の枯れツバキの幹にとりつき、円形の穴を掘り始めました。パキッ パチッと大あごで削られたかんなくずが紙吹雪よろしく散ってゆきます。そうか! “carpenter bees(大工蜂)”って言うんだっけ。(東京都西東京市宅、以下同)

② 巣の図解(1999年、「昆虫の巣」のクマバチ部分)。仕切られた部屋ごとに、餌の花粉団子と卵~蛹まで各ステージの子らが発育中。

③ 掘り始めたトンネルはイラストと違って上行!それが6月中旬には下行へ増築。巣口では門番が監視中。この顔がメスとはわかるものの、母娘のいずれかは不明(画像は8月のものを使用)。

④ 7月、寄生性のコウヤツリアブがまとわり飛ぶ。門番やトンネル内を行き来するクマバチの隙をついて、一瞬の産卵ポーズも。この日も35.7℃。

9月下旬、下行トンネルの奥に横行穴を確認。一年前の11月18日、巣近くの地表でメスが衰弱していた。今がその時期。子たちの巣内越冬の無事を祈りたい。

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2:ハギといえば羽色のレモンイエローが目にもまぶしいキタキチョウをはぐくむ木。

でも、今年剪定せず咲き乱れた花葉に紛れて、ウラナミシジミたちもせっせと産卵して回っていました。綺麗な着物を召して。

(10月上旬、東京都西東京市宅)


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