Archive for the ‘NEWS’ Category
風鈴鳴かず
1:チョウトンボ
って、ご存知ですか?黒くきらびやかに輝くチョウのようなトンボ。ネット上でも高精細の画像がひしめき競い合って夢を見させてくれます。私は見たことがなかった。7月下旬、居間に立って垣根の外を眺めていると、ウスバキトンボのゆるやかな群飛の少し上方を、黒いミスジチョウのようなトンボが全く勝手な方角をすべり、自宅の二階屋根上に消えてゆきました。これが私の初目撃となったのだけれど、まだキツネにつままれたようでした。
・・・それから3日後、お隣の練馬区内で偶然にも、1頭のチョウトンボをケータイ動画に収めることができました。翅(はね)の広さに比して尻尾の先がちょっと出てるだけなんですね。「都心でも珍しくない」との情報が意外です。いつか逆光で仰ぐばかりでなく、輝きを放つアングルで、間近で眺めてみたいものです。
(7月下旬、東京都練馬区)
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2:モモスズメとオオカマキリ
ところで、上述の自宅に飛来したチョウトンボは、いったいどこの池で発生したものだろうか?徒歩6分先の公園を一回りしたものの、姿はありませんでした。(もしかしたら、その奥の演習林かも?)
さてさて収穫のなかった帰りしな、ツツジの植え込みの一部がぶるぶる震えています。事件か!? モモスズメ(蛾)のペアでした。でも激しく震えているのはなぜ?あっ!オオカマキリ(黄色矢印)がスズメガのメスの翼をがっしり羽交い絞めにして、頭からむしゃむしゃ食べています。私を見上げて手を休め、また胸まで食べ進めます。逆さのオスは腹端で確実に連結していて離れません。残忍?メスのお腹は卵ででっぷり、はち切れそう。公園の管理人さんからしたら、幼虫はサクラ類ほかの大害虫。オオカマキリは立派な貢献者ですね。
(8月中旬、東京都西東京市)
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3:チョウ4種
いただきました。ありがとうございます。絵の中で飛ばせてみたいな~
①キアゲハ(北海道) ②メニッペオオシロチョウ?(コロンビア) ③アドニスモルフォ?(南米) ④ディディウスモルフォ(ペルー)
(8月上下旬)
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4:米事情
「南海トラフ地震臨時情報」の発表から今日で1か月です。2年連続で最高の猛暑(6-8月の平均気温)を記録。かつて店頭から一斉に米が消えた、遠いあの悪夢の再来。今夏水害に見舞われた郷里から“だだちゃ豆”やら、目一杯の夏野菜が届いたばかりでしたが、「米ならあるヨ」と、火急で送ってくれました。明日からその米が食卓にのぼります。米売り場は、、今日もガラガラです。トマト税込み257円(1個)、何個か買われている!
(8月上下旬、東京都西東京市)
ギャラリーに「シートン動物記(1995)」を連載中です。
1: 「シートン動物記(1995)」
☞ギャラリー[テレビ作品]>[シートン動物記]>「Ⅳ:名犬ビンゴ」に追加展示。
今回8点の掲載です。
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2: マダラガガンボの一種
低山の雑木林で見かける最大のミカドガガンボがファミレスの駐車場に!
何しろ体長40mm。手元の標本でも、羽を広げた開張90mm超、前~後脚端170mmと幅をとるので持ち帰りませんでした。が、、、写真の斑紋を見ると、これはただの巨大なマダラガガンボ? 1世紀にわたって用いられてきたこの和名に、実は2種あったといいますから、念のため持ち帰るとか、せめてスケール付きで撮影すべきでしたね。
(4月中旬、東京都小平市)
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3: アオスジアゲハ
足掛け30年にわたる広い月極駐車場を引っ越しました。ギンヤンマが悠然とパトロールする光景とはお別れですが、手狭でまだ少し冷たい風のなか、このチョウが迎えてくれました。
(4月下旬、東京都西東京市)
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4: ハラグロオオテントウ
うどん屋さんの駐車場にて。隣接する遊歩道の樹木で、赤いブローチが目に留まりました。初めて見る大形テントウです。体長12mmとナナホシテントウの1.5倍あります。文字通り腹側が黒く、横から見ると三角形。クワの大害虫クワキジラミを捕食する益虫で、近年関東まで北上中とのことです。持ち帰った個体は数日後、容器内に産卵しました。
(5月上旬、東京都小平市)
キョウチクトウスズメのこと
1:キョウチクトウスズメ 終令幼虫
これは去年のお話です。市街地で、フェンスに絡む丸坊主のつる植物に足を止めました。直下には大量のイモムシの糞がこぼれ落ちています。下草をかき分けると、スズメガ類の終令幼虫が3頭見つかりました。刺激に反応して胸部の青白い目玉模様を現します。いずれも残りわずかな葉や茎をかじるか、しがみつき、または途方に暮れているようでした。写真で検索すると“キョウチクトウスズメ”が候補に・・・あの、長年図鑑にも載っていなかった幻のスズメガが東京に?ここ、キョウチクトウなんて生えてないのに?
(10月下旬、東京都練馬区)
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2:巣内の蛹、ツルニチニチソウ
翌日、ケータイのトップ画面に北國新聞報「ミスジビロードスズメ」(箱根町)幼虫の写真が。ハッとするも別種。残念の逆で、謎の幼虫がキョウチクの可能性に一歩、またその食草(食樹)がツルニチニチソウの可能性も・・・さてさて二日後に再訪し、幼虫6頭とわずかな葉をカップ麵の空き容器で持ち帰り飼育開始。庭のテイカカズラの葉を与えてみたが口にしてもらえず。それでも、なけなしの葉とキッチンペーパーとを糸でつづり、粗末なテントの巣内で次々と蛹になりました。後日、ツルニチニチソウはホームセンターで安く売っていること、近所でも普通に植栽されていることが分かりました。
(蛹=11月上旬、都内西東京市宅。食樹=12月上旬、同東久留米市)
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3:羽化成虫1号
ほんとにキョウチクトウスズメになった! わりとコンパクト。
(11月下旬、西東京市宅)
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4:羽化成虫5,6号
朝、羽化間もない新成虫を眺めていると、隣では数分前まで蛹だったのがせわしなく歩き回っているではありませんか!まったく蛹や巣から脱出する瞬間たるや、日夜抱いて寝ずんば目撃がかないません。腹部の半分ほどの短翅をまとって必死に止まり場を探したあげく、セットしておいたコルク板に登って静止しました。そこでゆっくりと羽を伸ばしながら手足を動かし口吻を整えたりしています。家人いわく「でも標本になるんでしょ?」 って、このまま冬は越せないし、コルク板が展足板に見えないでもありません。
(12月上旬、同上)
睦月
1:ガビチョウ
埼玉県に隣接する丘陵地で。4羽余りの小群が、干上がった沼と隣接斜面とで見られました。せっせと落ち葉をはねあげて索餌する姿は地味でも、白い眉斑は遠目にも明瞭。「ガビ」は“蛾眉”とばかり思い込んでいましたが“画眉”と知りました。YouTube動画でも鳴き声を確認し、あぁ、あの声の主であったかと合点がゆきました。
(1月下旬、東京都武蔵村山市。以下同)
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2:ナラ枯れ
遊歩道を進み始めるや、一本のコナラのてっぺんに目が留まりました。大きな枯れ枝が掛かって落ちずにいるのがどうにも不自然でした。すると目先の分岐点に黄色の規制テープが張られ「ナラ枯れのため封鎖中」との表示を発見。これが「ナラ枯れ」かと。カシナガ(カシノナガキクイムシ)なる小甲虫が自らの食料源ともなるナラ菌を媒介し、ブナ科樹木を枯らしてしまうことです。さらに行く先々で、狙い撃ちされたようにコナラばかりの枯死木が続きます。三年見ぬ間の異変。見えざる生物たちの生存戦略による脅威を思い知りました。
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3:スズメバチの巣
葉を落としたコナラの大木のずっと高いところに、こぶ状の塊が。写真を拡大してみてビックリ!キイロスズメバチの廃巣のようです。長径35-40cmほどもありそうでした。