爬虫類
両生類の生活史 (2017 幅23cm CG)
-Life history of reptiles-
ポイント:「爬虫類は水辺から離れても生活できる」
◆ニホンイシガメ(Mauremys japonica / Japanese pond turtle)
◆ニホントカゲ(Plestiodon japonicus / Japanese skink, Japanese five-lined skink)
下から、反時計回りに:土中に、殻のある卵を産むメス(胎生の爬虫類も多い)→幼体→成体。
右上:◆ウミガメ類は、例外的に水中生活をします。
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Mauremys japonica / Japanese pond turtle
分布:本州~九州。甲長:♂11cm、♀21cmほどで、♀のほうが大きい。日本固有種。
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カメはどうやって頭をひっこめてるの?
腹側の甲羅をはずして図解しています。答えは「首をたたんで」!
Yさん、Iさん、骨格と起き上がりの写真をありがとうございました!
さらに細部を見極めるため飼育しながら制作しました。
カメは昼夜を問わずいち早くこちらを見つけ、じーっと観察しています。
二カ月の飼育中、うたたねを目撃できたのはただ一度、一瞬でした。
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アメリカアリゲーター (2005)
Alligator mississippiensis / American Alligator
別名、ミシシッピワニ。全長最大6m(メスで3m)。
アメリカ合衆国南東部の淡水域に生息。昆虫や甲殻類、魚、水鳥、小獣を捕食(ときに家畜や人をも襲う)。
交尾後のメスは夏、岸辺に草・枝・土・などを集め、直径2m、高さ90cmほどの塚状の巣をこしらえます。
白色の40-45卵余りを産むと、そのまま近くにとどまり巣を護ります 。アライグマや、スカンク、オポッサムなどの卵泥棒がスキをうかがっているからです。卵は、巣温が34℃以上でオス、30℃以下でメスになるといいます。
産声を聴くと、母親は孵化をたすけ、幼子たちを慎重に口にくわえ、水辺に運んで放ちま す。大形の魚や鳥獣、ほかのワニなどからガードし、翌春ごろまで一緒に暮らします。
水草を渡り歩くのはアメリカムラサキバン。 奥で採餌しているのはベニヘラサギの群れです。
すこしだけ接近してみましょう・・・・
生まれたての赤ちゃんは全長22cm。
黒地に鮮やかな黄斑を装っています。
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◆トカゲ、ヘビ(絶滅種) 2点コラージュ (2001 各、幅24cm)
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(上)ケープベルデジャイアントスキンク (Macroscincus coctei)
分布:ケープベルデ諸島(イレオブランコ島)
全長:60cm
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(下)ボリエリアボア (別名 ボアモドキ)(Bolyeria multocarinata)
分布:モーリシャス(ラウンド島)
全長:100cm
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