ギャラリーに「夏の花と虫(1991、水彩)」を追加しました。
☞ギャラリー[昆虫]>[昆虫全般]に展示。少しだけ説明しています。
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2:カイツブリ
ゴールデンウイークが明けると、めでたく3羽のひなが孵(かえ)っていました。“鳰(にお)の浮き巣”の上で、親が運んでくる餌を口移しでもらいます。いま、親は1卵も抱いています。末っ子とおぼしき1羽がよく親の翼の下に潜り込むのですが、親が立ち上がるとあえなく転がり落ちてしまうのでした。
(5月上旬、東京都練馬区)
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3:キアシナガバチ
林内の小径で、捕らえたイモムシから肉団子を作っています。人が通りかかると飛び去りますが、ほどなく舞い戻って作業を続けます。
(5月中旬、東京都練馬区、以下同)
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4:カイツブリ
前述から1週間後、親子が巣の近くを泳ぎ回っていました。ずいぶん大きくなったひなたちですが、1羽がまた親の背中に潜り込んでくつろいでいます。そう言えば、ひと月余り前に別の巣で、4-5卵のうち孵(かえ)って泳いでいた2羽は、アオサギに食べられてしまったと聞きました。ひとたまりもありません。女性の「カワウも食べる?」の問いに男性が「アレはウナギを吞んでる」と返していました。
「昆虫細密画の世界 ~中西章 作品展~」
1: 最敬愛の昆虫画家、中西章さんの原画展です。東京都西東京市の多摩六都科学館にて、5月7日まで開催中です(残りわずか!)。パンフレットで階段に常設の原画レプリカもあると知り、再訪しました。中西先生とは、やはり最敬愛の動物画家と三人で歓談したり、同館にほど近い小雨の東大農場・演習林を二人で散策もしました。そんな貴重な機会に、こんごも恵まれたらと願っています。(4月上・中旬、東京都西東京市)
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2: 玄関先で腰丈まで伸びたノゲシ(ハルノノゲシ)を抜き取ったけれど、一丁食べてみっか?茎葉を摘んで塩湯で湯がくと、バチ!バチ!と音が弾けます。タケのように茎が中空だからで、“爆発する”とはこの事かと手を打ちました。えぐ味はなく上品でシャリシャリとした歯触りを楽しみました。(4月中旬、東京都西東京市宅)
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3:新緑に囲まれたまぶしい池で、ギンヤンマらしき2頭が悠然と縄張りを往き来しています。近くにいたトンボ屋さんにギンですかと尋ねると“はい、僕にとっては今年初めてです。あっちに今日羽化したオオヤマトンボがいますよ。それも今年初めて”。眼の色をきくと“もう黒くなってます”と。オニヤンマをぶっとくした感じで、私にとっては初めての種。ありがとう。(4月下旬、東京都練馬区)
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4:シロテンハナムグリ(飼育) 4月中旬からムズムズ地上に現れるようになりました。樹液がにじみ出る夏はまだ先。今は花粉と蜜が必要ですが、蜜を露出する花は意外に少なく、彼らの嗅覚他の能力を信ずるしかありません。生後3年目に向かって、庭から飛ばしました。(4月下旬、東京都西東京市宅)
ギャラリーに「シートン動物記(1995)」を連載中です。
1: 「シートン動物記(1995)」
☞ギャラリー[テレビ作品]>[シートン動物記]>「Ⅱ: だく足の野生馬」に展示。
今回18点の掲載、第Ⅱ話の完結になります。
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2: 猛暑で外出かなわず、おうちで自由研究。
4月に練馬区内で採集したハナムグリの幼虫を飼育開始。7月に土団子を発見、内部にちじこまった幼虫(前蛹)を確認。
翌日、蛹化。下旬に羽化し、シロテンハナムグリと判明。
8月下旬に土中から掘り出した新成虫。めったに地表に現れない。翌春から始動するようだ(卵~成虫まで2年以上)。
(4月下旬~9月中旬、東京都西東京市宅)
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3: オナガサナエ(メス)
駅のバスターミナル。人の行き交う壁上で頭をグルーミング中。色彩とコントラストがいいですね。
翅(はね)をつまんだが、ブルブルッと振動させ、飛んで行きました。
(8月上旬、東京都練馬区)
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4: ヒメキベリアオゴミムシ
ご依頼いただいていた昆虫標本画が完成したので、お預かりの標本とともに
未来屋書店 北戸田店様(⇦Twitter)までお届けに上がりました。
予算以上を受け取ってしまいましたので、お店で昆虫図鑑を買い求め、愛読しております。
(9月上旬、埼玉県戸田市)
「だれのからだ?」新発売!
1:新刊のご案内
『だれのからだ?』
小宮輝之 監修・からだ写真 / 有沢重雄 構成・文
発売日2022/7月 偕成社 本体価格2400円+税
サイズ(判型) 28cm×23cm 56ページ
偕成社さんの公式サイトは:こちら
カット図で少しばかりお手伝いさせていただきました。
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2:ヤモリ屋敷
御勝手の窓に5頭が、、、ガなどの餌が少ない日には、激しい嚙みつきあいが見られます。
もとは家族だと思われるのですが。(6月中旬、東京都西東京市宅)
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3:リンゴカミキリ
東京都小平市の遊歩道で、サクラの樹下を飛んでいた、体長2cmほどの綺麗な昆虫です。
18世紀、スウェーデンの生物学者リンネが確立した「二名法」(学名)により、最初に報告されたカミキリとのこと。
写真は飼育下でサクラの枝先に産卵しているようすです。
(6月下旬、同上)
ギャラリーに「シートン動物記(1995)」を連載中です。
☞ギャラリー[テレビ作品]>[シートン動物記]>「Ⅱ: だく足の野生馬」に展示。
14点の掲載になります。
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2: アカサシガメ
肉食性のカメムシで初めて庭に飛来しました。アジサイに付いていたイモムシを与えても興味を示してくれません。一週間後、このキベリクビボソハムシを投入すると早速食事のようすが観察できました。ネット上ではクロウリハムシを吸汁する画像が散見できたのでクロウリ2頭を投入してみたものの、普通に同居している始末。その後、飼育容器のふたがずれてアカサシは脱走、将来の標本は夢と消えました。(5月中旬、東京都西東京市宅)
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3: キマダラカメムシ
コンクリートの上で鳥(ハシボソガラス?)の排泄物を吸っていました。頭と口を激しくゆすり、一見ノミで白い糞を削り取っているかのような動作です。すぐにセセリチョウの「吸い戻し」の姿が重なり、カメムシが!?と衝撃を受けました(「吸い戻し」というのは、チョウが鳥の糞などに尿をかけ、溶けた汁を吸い戻す行動)。腹端周辺がとくに濡れている感じはなかったのですが、そばにデン!とケータイを据えても動じることなく吸い続けているのでした。この個体は飼育下で産卵し、下旬に初令幼虫が確認されました。(5月中旬、東京都練馬区)
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4: 昆虫研究者の矢島稔さんが亡くなられました。4月26日、91歳にて。豊島園昆虫館の創設、上野動物園水族館館長、多摩動物公園園長、ぐんま昆虫の森園長。また、NHKのラジオ番組「夏休み子ども科学電話相談」の回答者を務められ、私も初回から聴かせていただいておりました。7年前にご自宅で直に昆虫についてご指導いただきました。どれくらいたくさんの人々の記憶に深く刻まれているだろうかと。謹んでご冥福をお祈りいたします。
昆虫画展示のお知らせ(2)
『生物画家・今井桂三原画展』続報のご案内です。
未来屋書店 北戸田店(埼玉県戸田市美女木東1-3-1 イオンモール北戸田3F)にて、4月より模様替えして開催中です。
(👆同店様撮影の写真を使わせていただいてます!)
◆4月18日まで「学研の図鑑 世界の昆虫」所載(一部 未発表)のトンボ7点とトビナナフシ3点を展示。
◆作品は1977年(23歳当時)に制作したもので、キーワードは“必死”かな?。興味おありの方は是非ともご一瞥(いちべつ)くださいませ。
ギャラリーに「シートン動物記(1995)」を連載中です。
1: 「シートン動物記(1995)」
☞ギャラリー[テレビ作品]>[シートン動物記]>「Ⅰ オオカミ王 ロボ」に展示。
12点を追加し、第一話完結いたしました。
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2: シロハラ
早春。林の斜面でせっせと落ち葉かきわけ、餌探し。
ずっとお尻を向けられっぱなし (^_^;
(3月上旬、東京都武蔵村山市。以下同)
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3:
こちらは、ひんやりとした湿地の片隅。そこここで、たこ焼きをひっくり返すように落ち葉が舞い上がっています。じーっと目を凝らすと、落ち葉色の鳥たちが識別できるようになりました。10羽ほどのカシラダカの群れでしょうか、遠すぎてわかりません(近くても分からないものですから)。左円内の個体は濃いめ、右は薄めでした。
昆虫画展示のお知らせ
唐突ですが、『生物画家・今井桂三原画展』のご案内をさせて頂きます。
未来屋書店 北戸田店(埼玉県戸田市美女木東1-3-1 イオンモール北戸田3F)にて、3月11日より開催中。
(👆同店様撮影の写真をトリミング)
◆ただいま「 学研の図鑑 世界の チョウ」所載のチョウ見開き1点、および「学研の図鑑 世界の甲虫」所載(一部 未発表)のカミキリムシ14点を店頭にて展示中です。
◆4月18日までの期間中後半は「学研の図鑑 世界の昆虫」所載(一部 未発表)のトンボ7点とトビナナフシ3点を展示予定とのことです。
◆作品は1977-1979年(23-25歳ごろ)に制作したもので、退色がちの小品が中心ですが、実力以上に見栄え良く飾っていただきました。ついでの折りにもお立ち寄り頂けましたら幸いです。