晩秋から初冬へ
1:虹(幻日)
ハロウィンの朝(8:45)、縦長のごく短い虹が出ました。太陽が眩しくて撮影画面では確認できません。
それもそのはず、この現象は「幻日」といって、太陽と同じ方角・高さに出現するもので、運が良ければ両側に見られるのだそうです。
どれほど珍しいことかと思いきや、半月後(15:04)に都内で今度は太陽の左側に現れました。
ちなみに、太陽の上方または下方に水平に長~くできる虹とか、ほかのタイプでも、
それぞれちゃんと名称がついていると知って感心させられました。
(10月末、埼玉県所沢市)
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2:ベニスズメ+ユリのファイル
日本では44年ぶりという第27回国際昆虫学会議が8月、京都で開催されました。
同時企画の昆虫写真コンクールにおいて、世界各国約400点応募のなかから、
大谷秀和氏の「どっちがきれい?どっちもきれい」が最優秀賞に輝きました。
この度ご本人(義兄 (^<^) )から記念品のクリアファイルを頂戴しました。
ファイルの袖には「Grand Prize Which is beautiful? Both are beautiful. Hidekazu Otani (Japan)」と。
裏面には「Photo Competition Judge: Mr.Kazuo Unno」の銘とともに8名の力作が列挙されています。
けれども、大谷氏の作品が絵・技術・学術的にも、やっぱり一番の推しかなと私感。
(参考:氏名で検索すると、同姓同名のプロ野球選手が圧倒 (^^;) )
(11月上旬、東京都西東京市宅)
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3:コセンダングサ
見晴らしのよい苅田の畔に、チクチク果実の“ひっつき虫”。
わずかの残り花にセイヨウミツバチ3頭がせっせと食料集めをしていました。
(12月上旬、埼玉県さいたま市、以下同)
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4:ハルジオン
コセンダングサの足元、紅葉のイヌタデの横からスッと一輪咲き。
乾いた日がずっと続き、ほかでも春先の代表格ホトケノザやナズナまで満開です。
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5:アキアカネ
餌狩りよりまずは暖房。頭数もまばらで翅(はね)も傷んでいました。12月で。
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6:荻(オギ)原さん
カエデやイチョウの紅黄も色褪せ、むしろ地表の白銀。
スズメバチの巣
!スズメバチ 要注意のシーズン 到来!
1:コガタスズメバチの巣
2年前の今ごろ、駆除業者から頂いた生々しい巣。
【左】ツバキの枝に営巣され、サイズは天地30cm(左方が天)、ずっしりと重い。
【右】ナイフで割ってみた。巣盤は3層から成り、育房には幼虫・蛹が(成虫も)びっしり。
巣材はウエハースや春巻き様にサクサクして脆(もろ)い。
死骸から染み出た体液で巣がどんどん崩れてゆき、持ち上げられなくなる。
“幼虫が入ってるので巣の長期保存はできませんヨ”との伝言の意味がわかった。
(2022年9月下旬、東京都練馬区 & 西東京市)
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2:コガタスズメバチの巣
こちらは今年の同時期。レッドロビン(カナメモチ類)の生垣の内部、高さ1.2mに営巣。サイズ20cm。
茂みの中なので道路側からでは全く見えない。住宅地の何でもない緑部にさりげなく生活しているので要注意だ。
駆除業者が独りで現れたのには驚いた。ネットも帽子も被らず、半袖の素肌に手袋だけですぐに作業に入った。
巣口に殺虫スプレーを注入し、フェンス越しでノコギリが利かないと、たも網で巣を崩した。
よそで回収した(同種の)巣の入った袋にねじ込むと、工事写真を撮って帰っていった。
(2024年9月下旬、東京都練馬区)
風鈴鳴かず
1:チョウトンボ
って、ご存知ですか?黒くきらびやかに輝くチョウのようなトンボ。ネット上でも高精細の画像がひしめき競い合って夢を見させてくれます。私は見たことがなかった。7月下旬、居間に立って垣根の外を眺めていると、ウスバキトンボのゆるやかな群飛の少し上方を、黒いミスジチョウのようなトンボが全く勝手な方角をすべり、自宅の二階屋根上に消えてゆきました。これが私のチョウトンボ初目撃となったのだけれど、まだキツネにつままれたようでした。
・・・それから3日後、お隣の練馬区内で偶然にも、1頭のチョウトンボをケータイ動画に収めることができました。翅(はね)の広さに比して尻尾の先がちょっと出てるだけなんですね。「都心でも珍しくない」との情報が意外です。いつか逆光で仰ぐばかりでなく、輝きを放つアングルで、間近で眺めてみたいものです。
(7月下旬、東京都練馬区)
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2:モモスズメとオオカマキリ
ところで、上述の自宅に飛来したチョウトンボは、いったいどこの池で発生したものだろうか?徒歩6分先の公園を一回りしたものの、姿はありませんでした。(もしかしたら、その奥の演習林かも?)
さてさて収穫のなかった帰りしな、ツツジの植え込みの一部がぶるぶる震えています。事件か!? モモスズメ(蛾)のペアでした。でも激しく震えているのはなぜ?あっ!オオカマキリ(黄色矢印)がスズメガのメスの翼をがっしり羽交い絞めにして、頭からむしゃむしゃ食べています。私を見上げて手を休め、また胸まで食べ進めます。逆さのオスは腹端で確実に連結していて離れません。残忍?メスのお腹は卵ででっぷり、はち切れそう。公園の管理人さんからしたら、幼虫はサクラ類ほかの大害虫。オオカマキリは立派な貢献者ですね。
(8月中旬、東京都西東京市)
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3:チョウ4種
いただきました。ありがとうございます。絵の中で飛ばせてみたいな~
①キアゲハ(北海道) ②メニッペオオシロチョウ?(コロンビア) ③アドニスモルフォ?(南米) ④ディディウスモルフォ(ペルー)
(8月上下旬)
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4:米事情
「南海トラフ地震臨時情報」の発表から今日で1か月です。2年連続で最高の猛暑(6-8月の平均気温)を記録。かつて店頭から一斉に米が消えた、遠いあの悪夢の再来。今夏水害に見舞われた郷里から“だだちゃ豆”やら、目一杯の夏野菜が届いたばかりでしたが、「米ならあるヨ」と、火急で送ってくれました。明日からその米が食卓にのぼります。米売り場は、、今日もガラガラです。トマト税込み257円(1個)、何個か買われている!
(8月上下旬、東京都西東京市)