睦月
1:ガビチョウ
埼玉県に隣接する丘陵地で。4羽余りの小群が、干上がった沼と隣接斜面とで見られました。せっせと落ち葉をはねあげて索餌する姿は地味でも、白い眉斑は遠目にも明瞭。「ガビ」は“蛾眉”とばかり思い込んでいましたが“画眉”と知りました。YouTube動画でも鳴き声を確認し、あぁ、あの声の主であったかと合点がゆきました。
(1月下旬、東京都武蔵村山市。以下同)
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2:ナラ枯れ
遊歩道を進み始めるや、一本のコナラのてっぺんに目が留まりました。大きな枯れ枝が掛かって落ちずにいるのがどうにも不自然でした。すると目先の分岐点に黄色の規制テープが張られ「ナラ枯れのため封鎖中」との表示を発見。これが「ナラ枯れ」かと。カシナガ(カシノナガキクイムシ)なる小甲虫が自らの食料源ともなるナラ菌を媒介し、ブナ科樹木を枯らしてしまうことです。さらに行く先々で、狙い撃ちされたようにコナラばかりの枯死木が続きます。三年見ぬ間の異変。見えざる生物たちの生存戦略による脅威を思い知りました。
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3:スズメバチの巣
葉を落としたコナラの大木のずっと高いところに、こぶ状の塊が。写真を拡大してみてビックリ!キイロスズメバチの廃巣のようです。長径35-40cmほどもありそうでした。