緊急発売! 第2弾
有沢重雄著 今井桂三絵 「どうしてそんなかお? 絵本図鑑2 鳥」
2011年1月25日 アリス館 32ページ ¥1400+税
表紙がパッと明るく楽しくなりました。
『虫』では、ルーペ・レベルの絵を描くために、顕微鏡での見極めガ不可欠でした。
『鳥』では、標本を調べるにもルーペが不要な分、眼にはやさしい作業でした。
一方で、『鳥』にとりかかってハテと立ち止まったのが、眼の表現についてでした。
虫の眼には、瞼がなくて見開いたままでした。そのときもハテと立ち止まったはずです。
鳥にはヒトと同じ瞼があってまばたきするから、さあ、どうなるんだ?と。
でもいま、刷り上った絵本を手に取り眺めていると、そのことは何でもなかったかのようです。絵本ないし漫画的表現に立とうとするならば、まず自縛を解かないと。
<絵本図鑑>という体裁ながら、どうしても発想や手法が図鑑的になりがちです。図鑑職人の仕事というのは、大半が‘しらべる’作業。これまで生き物を調べることのみで、世の絵にまったく眼を向けてこなかったことが、今あたふたしている原因。すこしは勉強なさいね←はいわかりました。
「Profile」>「ピックアップ」のコーナーで、内容の一部(見開き)を紹介させていただいております。
ご入園・ご入学のお祝いにぜひ!
ここだけの話、春には『虫』『鳥』『動物』の3冊がケース入りでセット発売されます。
それまで待つテもありですが、なにぶん私が早く納入しないことにはと、汗りまくりの新年です。
ところで、褐色のオンブバッタのその後は。1月9日、元気に日向ぼっこの記念撮影をして喜んでいたのですが、27日は2頭とも草にしがみついたまま、さわっても動きません。あわよくば春までとの夢かなわず、フトンをかけてあげたわけでもなく、即身仏。