ギャラリーに「シートン動物記(1995)」を連載中です。

1: 「シートン動物記(1995)」

☞ギャラリー[テレビ作品]>[シートン動物記]>「Ⅱ: だく足の野生馬」に展示。

14点の掲載になります。

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2: アカサシガメ

肉食性のカメムシで初めて庭に飛来しました。アジサイに付いていたイモムシを与えても興味を示してくれません。一週間後、このキベリクビボソハムシを投入すると早速食事のようすが観察できました。ネット上ではクロウリハムシを吸汁する画像が散見できたのでクロウリ2頭を投入してみたものの、普通に同居している始末。その後、飼育容器のふたがずれてアカサシは脱走、将来の標本は夢と消えました。(5月中旬、東京都西東京市宅)

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3: キマダラカメムシ

コンクリートの上で鳥(ハシボソガラス?)の排泄物を吸っていました。頭と口を激しくゆすり、一見ノミで白い糞を削り取っているかのような動作です。すぐにセセリチョウの「吸い戻し」の姿が重なり、カメムシが!?と衝撃を受けました(「吸い戻し」というのは、チョウが鳥の糞などに尿をかけ、溶けた汁を吸い戻す行動)。腹端周辺がとくに濡れている感じはなかったのですが、そばにデン!とケータイを据えても動じることなく吸い続けているのでした。この個体は飼育下で産卵し、下旬に初令幼虫が確認されました。(5月中旬、東京都練馬区)

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4: 昆虫研究者の矢島稔さんが亡くなられました。4月26日、91歳にて。豊島園昆虫館の創設、上野動物園水族館館長、多摩動物公園園長、ぐんま昆虫の森園長。また、NHKのラジオ番組「夏休み子ども科学電話相談」の回答者を務められ、私も初回から聴かせていただいておりました。7年前にご自宅で直に昆虫についてご指導いただきました。どれくらいたくさんの人々の記憶に深く刻まれているだろうかと。謹んでご冥福をお祈りいたします。


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