ギャラリー[昆虫]>「バッタ」に、「秋の鳴く虫」を3点、追加いたしました。

夏休み、いかがでしたか?

晴れ間が極端に少ない、短い夏でした。

働きまくった人も、遊びまくった人も、あっというまの夏だったのでは?

9月に入っても低温が続いて、いっそこのまま秋もいいかなと思いきや、

ここへ来て残暑が頭をもたげてきました。

そうなると、虫や紅葉のためにも残暑のエネルギーは出し切ってほしいとも。

全国各地に深刻な災害をもたらした8月であったけれども、

立派な入道雲をこの2年、見ていないのがさみしいです。

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カブトムシ

7月末、どういうわけか近所の路上にカブトムシの轢(れき)死体がふんだんにありました。

日暮れに懐中電灯とポリ袋をたずさえ、現地で飛ぶメスを採集できました。

その畑の一角には数株のシマトネリコが植栽されており、謎が解けました。

2年前、知人の造園屋さんに「カブトが樹を傷つけるんで、かたっぱしから踏み潰してる。」

と聞き、驚き憧れて、今ではミニ鉢が我が家の一員に。

おっと本題。朝、くだんの現場で調査をしていると、向かいの農家さんが「カブトムシなら、あげますよ。」

(やはり怪しい大人にはピン!と来るらしい。)

埼玉県内のクリ畑で育ったカブトムシで、野菜カゴの中で、ウリやモロコシにワイルドにまみれていました。

「なんでも食べますよ。ただ、ここのことは内緒にね。」と箝口令(かんこうれい)付きで。

完熟トマトを買って帰りました。カブトムシにはあげませんでした。

(8月初旬、都内、自宅)

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towadaooka

トワダオオカ

本邦最大の蚊で、体長10-13mm。

この夏、デング熱発症により、都心の公園が閉鎖にまで追いこまれた

悪玉ヒトスジシマカの3倍の大きさです。

家人いわく「ウチはヤブ蚊しかいないから、大丈夫だね。」

←えっ” それが ヒトスジシマカなんだけど (゚○゚)!

<十和田湖大蚊>は一生お目にかかれないと思いこんでいましたが、

最近、知人がフェイスブックに投稿(神奈川県)しているのを見て、関東でもありなのか~と。

この日、薄暗い林縁でひっそり飛ぶ姿に、やせっぽっちのハチだと思いました。

羽を閉じているため、腹の瑠璃光沢が見えないのですが、

オス特有の立派な触角を有し、口は下方に湾曲しています。

幼虫(ぼうふら)はヤブ蚊の幼虫を食べ、成虫は吸血しないのだそうです。

(8月中旬、埼玉県入間市。以下同)

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オオトリノフンダマシ

図鑑でしか知らなかったクモ。このてっぷりしたお色気。

オクラを刻み、ショウガ醤油を垂らして、ビールのおつまみにいかが?

天ぷらはキツいか、体長1cmあまり。

アシの葉裏でじっとしていました。右の写真は卵のうで、母親の倍ほど。

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ツチイナゴ

3cmほどの中令幼虫の前方に、白っぽくもやもやしたものがあって、

自身のぬけがらかと思いましたが、れっきとした若齢幼虫(1cm)でした。

ともにメヒシバの葉に穴をあけていました。

これからもりもり食べて冬に備えてください。

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 アオメアブ

アブの体長が2-3cmとすると、吸汁されてるちっちゃなゾウムシは数ミリ。

堅牢な羽を誇るゾウムシも、その羽をこじ開けられて、ひとたまりもありません。


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