ギャラリー[昆虫]>「雑木林とギフチョウ」に、「秋の実りと虫」。[昆虫全般]に、「秋の草木と虫」を追加いたしました。
10月は足の指を痛めていたため、山には向かえませんでした。
早や11月もなかば。解散だ増税先送りだと言ってるうちに、朝夕の冷え込むこと。
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珍しくジャコウアゲハが飛び交うポイントに出会いました。
ちょっと、おどろおどろしい幼虫(終齢)ですが、一つまみの食草(ウマノスズクサ)とともに持ち帰りました。
24年前に、行きずりの若き男性(当時、私も30代!)にいただいた蛹からの羽化を観察したのが最後。
幼虫の飼育は初めてとなります。
(9月中旬、都内市部)
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食草はすぐに食べ尽くされてしまいました。
蛹になる決意をした不動の幼虫と、なお葉を求めて徘徊するやせた幼虫がニアミスして、
共食いの危険にひやっとしたことも。やせた幼虫はカゴ抜けして、行方不明に。
ひとり残されたほうが、ある日の夕方、蛹になりました。
怪談『皿屋敷』由来で「お菊虫」というむごい異名で知られるこの蛹ですが、
息をのむほどの見事な彫刻で、「ベルヴェデーレのアポロン」像を思い浮かべたりもしました。
(9月下旬、西東京市)
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朝から窓辺ではためくメスの羽化成虫を発見。
しか~し、ケース内の蛹はまだそのまま・・・・。
どうやら脱走したあの「やせ幼虫」が、餓死を逃れて部屋のどこかで羽化したということらしいです。
一晩おいて羽が固まってから紙包みに入れましたが、その際に脚が一本取れてしまいました。
翌朝、幼虫を採集した場所に帰ってきました。この風に記憶があるはずです。
オスなら標本にするつもりでした。
止まらせた手から離れないので、つまんで放ると、高く弧を描いて舞い上がってゆきました。
(10月中旬、都内市部)