ギャラリー[昆虫全般]に、「昆虫の食べ物」を追加いたしました。
新年から毎週締め切り状態が続いていましたが、このほどやっとこさ、終わりました (^_^;)
こちらのブランクも四か月と、すっかりご無沙汰してしまいました m(__)m
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1: 新緑の空気を吸いに名栗湖にやってきました。
珍しく早く家を出たのに、車でオロチョロしてしまったので、もう11時過ぎです。
40年前の初訪以来、ちょくちょく息抜きに来ていた場所です。
画面、左奥の沢沿いをのぼって、そのまま下りてくるだけで、午後の過ごし方は未定です。
(5月中旬、埼玉県飯能市。以下同)
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2: のぼり始めてほどなく『滑落事故発生』の立札。去年の今月とのこと。
そう、20年前は『尋ね人、天文学者行方不明』の掲示があったことも、ふと。
谷筋を遡るうちに、なんだか見たことのない景観に変わってきました。
捕虫網をしまい、カメラを背中に回して、汗をふきふき登りました。
(写真は「第二ゴルジュ」地点のようです)
鎖場では筋力以上の体重をうらみつつも、ここで死んだふりしたら日が暮れるし、
さりとて振り向けば足がすくみ、戻るなんてもう m(__)m いや orz か
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3: さきほどから暗い谷間をちょん、ちょん移動しながら、
「ビリリリ・・・・ヒョイヒョイピリチュリ」と、警笛のようによく通る声と姿。
こげ茶色で卵形、日本で最も小さい鳥のひとつ、ミソサザイです。思いがけない出会いに感激です。
その彼(←たぶん)が今まさに目前の苔石に止まり、尾を立て、人怖じせず鳴き続けています。
カメラ、悲しからずやピントが合わず。アップで撮ったものは、すごい手ブレ・・・・鳥は飛び去りぬ。
動画のほうがよかったかもなーと顔をあげると、遠くロープづたいに崖を下りていた女性が
沢水のところで、私の撮影が終わるのを待っていてくれたのでした。
チャンスは一度、「ぼくはもう戻る体力ないです。ここを上がったら尾根を下るコースはありますか?」
すると、「えーホントですか」と。(これくらいの足場は若い人にはへっちゃらなんだ)
尾根道ありと。助かった。
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4: ここらラショウモンカズラが散生してるけど、この花房のかたまったのは何でしょう。
帰宅後に調べたら、ヒイラギソウのようでした。たしかに花より葉からの方が名づけやすいかも。
分布がちょっと局所的らしいのです。
黄門様のようなご老人が下りてくる。てか、もう13時半だからみんな下りてくるのでーす。
いわく、「ここは(整備されてるから)いいですよ。一気に上がれば林道に出ます」
林道わきのベンチで水を飲んでいると、またも下りてくる青年と声かけ。
「上(山頂)に行かないんですか?」と駆け下りていきました。
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5: 尾根に上がると曇り気味。さらに歩くこと1時間あまり、初めて(かなり人為的に)視界が開けました。
ベンチと地図(初めて)があり、登山口の名栗湖も見下ろせます。
14:50、腹ごしらえ。朽ちた柵をはうニジゴミムシダマシを目で追いつつ、
それにしてもコンビニおにぎりがポロポロでまずい。
それで、柵の向こうのヤグラ。立入禁止で、『○○滑空班』とあります。
ムササビ・モモンガとなると、パラ・ハンググライダーの離陸台なのかな?うへ、この高度はご勘弁。
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6: あとは下山のみ。暗い植林の道といえない根張り道を、枝をつかみ根をかき分けバタバタと落ちてゆきます。
振りむき仰ぐと爪を立てた鬼どもが押し寄せてくる異様さです。
ひたすら、ただひたすら、延々と、もとの駐車場とは別の登山口まで。
人を見ず、クロヒカゲ(蝶)1頭のみ。